国分寺市西町にて屋根上葺き工事
- 2021.06.20
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先日、国分寺市西町にて屋根上葺き工事を行いました。
本日はそちらの現場の様子をお送りいたします。
まずは施工前の様子です。
ご覧の通り、現状は大きな屋根の劣化も無く、雨漏りなど不具合も発生していません。
「不具合が無いのに屋根工事をするの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、屋根を構成する建材にはどんな部材であっても耐用年数が定められています。
スレートやガルバリウムなどは早くて15年、長くて25年、その下に敷いてある防水シートはどんなに長くても20年程度で寿命を迎えます。
耐用年数を過ぎるということは、耐久性や防水性が失われていることを意味します。
そして、そのまま長期間放置してしまえば、受け止めきれなくなった雨水が建物内部へ侵入し、建物筐体を腐食させたり雨漏りを引き起こしたりするのです。
そうなれば、屋根上葺き工事ではなく屋根葺き替え工事を行う必要がありますし、建物筐体の修繕も必要となり工事費用は高額になります。
雨漏りなど大きな不具合が起こる前に、さらには耐用年数を迎える前に屋根にメンテナンスを行うこと。
これこそが建物の寿命を延ばすだけでなく、不要な工事費用を抑えることに繋がるのです。
今回は上葺き工事ですので、既存屋根の上からルーフィングを張っていきます。
屋根葺き替え工事であれば、既存屋根は撤去し野地板からやり直しますが、屋根上葺き工事であればその必要がありません。
既存屋根を下地としてそのまま利用するので、その分工事費用を抑え、工期を短くすることが可能です。
既存屋根の上に隙間なくルーフィングを張り終えれば、続いて新しい屋根となる屋根材本体を葺いていきます。
屋根材本体を葺き終えれば、各種役物を取り付け、次に棟板金を取り付けていきます。
棟板金の下地となる貫に使用しているのは、樹脂製貫のタフモックです。
木製の貫であれば経年による腐食の心配がありますが、樹脂製なので腐食が起こることもなく、木製より強固に棟板金を固定することができます。
これにて、すべての施工が完了となります。
繰り返しになりますが、余計な修繕費用を抑えて屋根にかけるトータルコストを抑えるためには、早め早めのメンテナンスが非常に重要となります。
屋根が見た目に綺麗な場合でも、その下に敷いてあるルーフィングは劣化が進んでいる場合があります。
大掛かりな工事はしないとしても、数年に一度は専門業者に屋根診断をしてもらい、屋根に不具合が発生していないかをチェックするようにしましょう。
もちろん山田工芸も屋根診断を承っております。
国分寺市をはじめ、東京都での屋根修理は山田工芸にお任せください。
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