雨漏りによるシロアリの怖さについて

雨漏りによるシロアリの怖さについて

家の劣化を早めたり、トラブルの原因となるのに「シロアリの発生」があります。
シロアリが多く発生すると急激に家が劣化し、リフォーム工事が必要となる場合があります。
そのシロアリの発生に大きく関係しているのが実は雨漏りなのです。
そこでここでは雨漏りとシロアリの発生の関係性とシロアリの怖さについて紹介していきたいと思います。

シロアリの種類と発生する理由

シロアリ

シロアリが家で発生する原因の8割は「雨漏りが原因」と言われています。
そこでここではシロアリの種類と発生する理由について紹介していきます。

シロアリの種類とは

日本で発生して被害をもたらすシロアリは大きく2種類あり、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」となっています。
ヤマトシロアリは日本全国に幅広く分布しており、イエシロアリは西日本に多く見られ、特に太平洋側、四国、九州などで多く分布しています。
また、近年は徐々に「アメリカカンザイシロアリ」という外来種も増えてきています。

シロアリが繁殖しやすい環境とは

シロアリは湿った木材を好むという習性があります。
そのため湿気が溜まりやすいような環境だとシロアリが発生しやすいということとなります。

日本はもともと気候としては湿気が多いという特徴があります。
さらに昔の建築基準法においては基礎部分の高さに基準が設定されていなかったため、床下が低い建物が多くありました。
こうした建物は床下の高さが低いために通気性が悪く、湿気が溜まりやすい環境となります。
こうしてシロアリが繁殖しやすい環境となりやすい状況があるのです。

さらにシロアリは比較的柔らかい木材を好む習性があります。
エゾマツやホワイトウッドなどがこれに当たります。
逆に硬い素材の木材はシロアリが好まないため、ヒノキ、チークなどを使用している場合はシロアリの発生を防止することができます。

そして一番の原因となる湿気に関してですが、やはり家が川、池、湖などの近くにあるとまずシロアリの発生が関係しやすくなります。
また、「雨漏り」があると湿気が溜まりやすくなって一気にシロアリの発生につながります。
やはり雨漏りを防止することがシロアリの発生を防ぐこととなると言えます。

シロアリが発生しているサインとは

普通に生活していると家にシロアリが発生していることに気づけないこともあります。
発生に気づくのが遅くなるとそれだけ被害が大きくなりますので、早く気づくことが重要だと言えるでしょう。
ここではシロアリが発生しているサインについて紹介していきます。

水道代が上がってしまう

シロアリが発生すると床下にある排水管に水漏れが起きます。
排水管から水漏れが発生していくことで水道代が上がっていくこととなります。
多く水道を使った覚えがないのに水道代が上がっていたらシロアリの発生を疑うのが良いでしょう。

家の中で乾いた音が響いたりする

シロアリが発生してくるとシロアリは土や排泄物を使って建物の内部に侵入するためのトンネルを作り出します。
これを「蟻道(きどう)」といいます。
その道を使って建物内にシロアリが侵入してきて色々な部分を食べて回ると空洞ができてきます。
そうした空洞内をシロアリが移動することによって乾いた音が出ることがあります。
何もないところで乾いた音が響くことがあるとシロアリが発生しているのかもしれません。

羽アリが発生している

シロアリが発生しているのでわかりやすいサインが「羽アリの発生」です。
羽アリは雄アリと女王アリが新しい巣を作るために飛び立って行く際に多く発生します。
時期としては4月~7月ごろで、家の浴室や木材部分などで多く発見されます。
こうした羽アリが多く発生しているとシロアリが発生している可能性が高くなります。

シロアリが発生してしまったらどうするのか

雨漏りが原因となってシロアリが発生してしまった場合は他にも「天井に染みがある」「部屋がカビくさくなる」「天井から水が垂れてくる」といったことがあります。
シロアリが発生するとシロアリ駆除を行う必要が出てきます。
地域や時期にもよりますが、1坪あたり6000~8000円ほどの費用がかかってきますので、20坪の家のシロアリ駆除を依頼すると12万~16万円ほどの費用がかかることとなります。
家が大きくなるほど費用も高額になっていきます。

ただ、シロアリが発生していることを確認したということはすでに家屋にシロアリ被害が出ているということが予想されます。
こうなるとシロアリの駆除をすれば解決するということはありません。
すでに被害が出ている屋根や壁、建物内のリフォーム工事を行う必要が出てきます。
その時点でどれだけ被害が出ているかにもよりますが、すでに大きな被害が出ている場合は数百万円単位で費用がかかるという場合もあります。

シロアリの発生を防止する方法とは

シロアリが発生してしまうと駆除やリフォーム工事を大規模にしなければならなくなるため、もっとも重要なのはシロアリが発生するのを予防するということです。
ここではシロアリが発生することを予防する方法を順に紹介していきます。

換気を心がける

シロアリの発生を予防するために雨漏りを防ぐということがあるのですが、それ以外にもシロアリの発生を防ぐ方法はあります。
まずシロアリは湿気が溜まった通気性の悪い場所に発生しやすいということがありますので、建物内を定期的に換気し、建物内の木材に湿気を溜めないということが重要です。
通気性が良い材料を使う、定期的に窓を上げて風を通すということを行うと同時に、湿気が溜まりやすい場所に木材を放置しないということも重要です。

屋根修理を行う

雨漏りが発生している場合は屋根の修理、補修を行うことをまず考えなければいけません。
破損部分が小さい場合は、屋根材を交換したりするといった補修工事を行うこととなります。
補修工事が短期間で終わり、屋根材も数枚程度ですむ場合は数万~30万円程度で補修できることが多くなっています。

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屋根塗装を行う

屋根材にはそれぞれに耐久性、防水性などが備わっていますが、年月が経つと同時に劣化していきます。
特に屋根材の表面部分の塗装が剥げてきたり、薄くなっていくと屋根材に直接ダメージが入りやすくなるため、雨漏りがしやすくなっていきます。
そのため、屋根材の耐久性を戻すためにも屋根塗装をやり直す必要があるのです。
塗装をしなおすことで屋根材の本来持っている力を出しやすくなります。
ただ、屋根塗装を行った直後は塗料によって屋根材と屋根材とがくっついてしまうということがおきます。
こうして屋根材がくっついた状態になると換気性が落ちてしまうために湿気が溜まりやすくなってしまいます。
こういった場合は「縁切り」と呼ばれる作業を行って屋根材同士を切り離す必要があります。

屋根のリフォームを行う

屋根材があまりにも劣化している、破損している、屋根材の下にあるルーフィングや野地板までが腐食しているという場合には屋根全体を補修、交換する屋根リフォームを行う必要が出てきます。
屋根全体を新しくすることでシロアリの発生を予防していくことにもなります。

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まとめ

雨漏りが起きている状態を放置するとシロアリが発生しやすくなります。
シロアリが発生すると家のあちこちが食い荒らされて急激に劣化が進んでいくこととなります。
まずは湿気が溜まらないようにしていくことが重要なのですが、雨漏りが起きている場合はできるだけ早く補修をしていく必要があると言えるでしょう。

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