各屋根材の特徴と耐用年数について

各屋根材の特徴と耐用年数について

屋根材にも色々な種類があり、それぞれに特徴があります。
もちろん耐用年数が違うということもありますので、その家に合ったもの、リフォーム計画に合ったものを選ぶという必要があります。
そこでここではそれぞれの屋根材の特徴と耐用年数について紹介していきたいと思います。

ディプロマットスター

ディプロマットスター屋根は一般的に多く使われている「ガンバリウム鋼板」よりもさらに耐久性を高めた「ジンカリウム鋼板」を使用しており、さらにその表面は「自然石粒」でコーティングされている屋根材です。
表面の自然石粒によって耐久性に加えて、断熱性や遮音性を高めることに成功しており、その品質性、安全性は世界中で認められています。
アメリカの品質管理期間である「UL(Underwhiters Laboratories Inc)」に登録されているだけでなく、国際品質管理規格「ISO9001」の認証も取得しているという信頼の高さがそれを裏付けています。
日本では輸入屋根材として使用されており、徐々に普及が広がっているものの、そこまで多く使用されているわけではありません。

ディプロマットスター屋根の耐用年数は50年前後を目安としています。
かなりの長期間にわたって品質を維持することができるだけでなく、その外観も維持することができるというメリットがあります。
屋根材の耐用年数が短いとそれだけ頻繁に補修、リフォーム工事を行う必要があるのですが、長期間品質を維持することができるのでコストパフォーマンスにも優れていると言える屋根材となっています。

▷ディプロマットスターとはどのような屋根材?

エコグラーニ

エコグラーニ

こちらは世界中で認められている屋根材であるディーズルーフィングのデザインバリエーションの中の一つがエコグラーニとなっています。
40年以上の歴史がある屋根材で日本でも20年以上の使用実績があります。
それらのバリエーションの中でもシンプルでありながら高性能なエコグラーニは人気となっています。
こちらの特徴としてはまずジンカリウム鋼板らしく軽量で耐久性に優れているということがあります。
一般的な瓦などは50kg/㎡という重量があるのですが、こちらのエコグラーニは6kg/㎡ほどの重さとなっているため、屋根の軽量化が大きく期待できます。
屋根の軽量化が期待できると建物にそれだけ負担をかけずにすむために耐震性も高くなります。
また、エコグラーニは表面がセラミックコーティングされているために、美観を長期間にわたって保つことができます。

そしてエコグラーニは表面が石粒でコーティングされているので、暑さを和らげる効果だけでなく、雨音も防ぐ効果があります。
これは表面の石粒のおかげで熱伝導を抑えることができ、屋根裏に熱を伝えにくくしていることが関係しています。
さらに表面の石粒は雨音を拡散させる効果があるので、それによって音を抑えることも可能となっています。

エコグラーニは防災性能が高いことでも有名です。
アメリカで使用されているエコグラーニはさまざまな実績をあげています。
大雪やハリケーン、大火災などがあるたびに被害を抑えることに成功しており、「耐風性能」「防水性能」「防雪性能」「防火性能」が高いことを証明しています。
こちらも耐用年数は40~50年前後とかなり長いものとなっているので、これだけの性能と美観を長期間にわたって維持することができるようになっています。

▷エコグラーニとはどのような屋根材?

スーパーガルテクト

スーパーガルテクトとはどのような屋根?特徴やメリット・デメリットを解説

スーパーガルテクトは日本で最大クラスの製鋼会社である日本製鉄グループ(新日鉄住金)が扱っている「エスジーエル鋼板」です。
広く普及しているガンバリウム鋼板にマグネシウムなどを加えて改良を重ねてできたものとなっており、従来のガンバリウム鋼板の3倍の耐久性があるとされています。
このエスジーエル鋼板は日本製鉄グループのみしか製造販売していないため、こちらを利用しない限りはエスジーエル鋼板を使用することができません。
他の供給先から仕入れる場合は従来のガンバリウム鋼板となるので注意が必要です。
ガンバリウム鋼板製品は保証期間が10年ほどのものが多くなっていますが、エスジーエル鋼板製品になったことで保証年数が25年に延びています。
また、実際に耐用年数も30年以上となっていることもメリットだと言えるでしょう。

▷スーパーガルテクトとはどのような屋根?特徴やメリット・デメリットを解説

横暖ルーフ

横暖ルーフとはどのような屋根?特徴やメリット・デメリットを解説

こちらは栃木県の企業である株式会社チューオーが2000年4月に販売を開始した断熱材一体型の金属屋根「横暖ルーフ」です。
株式会社チューオーは2008年にニチハ株式会社の子会社となっていますが、それ以降も横暖ルーフの製造が続けられています。
この横暖ルーフの特徴としてはやはりその長さです。
横暖ルーフは1枚当たりの長さが3m以上ある長さのため、つなぎ目が少なくなるというメリットがあります。
つなぎ目が少ないためにそこから雨漏りがしたり、劣化したりすることを防ぐことができるようになっているのです。
さらに屋根と屋根のジョイント部分に雨水が入りにくいような4重層のリブ構造になっていることも雨水侵入防止に役立っています。

それだけでなく、もし雨水が屋根内部に入ってしまったとしても排水するための水抜き穴があるのも人気ポイントとなっています。
また、近年高性能な輸入屋根材が増えてきていますが、こちらは純国産の屋根材となっています。
やはり日本製の強みとして製造された屋根材の均一性が非常に高いというメリットがあります。
屋根材はわずかな歪みがあったりするとそこから雨漏りや劣化が始まることがあります。
それを防ぐことができる国産の信頼性もメリットと言えるでしょう。
こちらも販売されてから20年以上が経っていますが、高い耐用年数が報告されています。
現時点でも20年以上の耐用年数が確認されていることとなっているのです。

▷横暖ルーフとはどのような屋根?特徴やメリット・デメリットを解説

さざ波

さざなみ

さざ波は表面の細かいリブと太いリブ模様が落ち着いた雰囲気を出している人気の屋根材です。
また、設置する際も定尺サイズを釘打ち、はぜ掛けする工法で設置することができるため、短期間で設置できるようになっている平葺き横葺き金属屋根材となっています。
色は黒、シルバーグレー、緑青が用意されており、「5.18kg/㎡」という軽量さが特徴的です。
耐久性がありながら軽量であるために使用しやすく、耐震性も期待できるものとなっています。
高性能な屋根材ですが、比較的安価に使用できることもあって安定した人気を誇っています。
保証期間についてはポリエステル系樹脂塗装・塗膜15年保証となっています。

立平葺き

近年人気となってきている金属屋根ですが、葺き方には大きく分けると、
・軒に対して垂直に葺いていく縦葺き
・水平に葺いていく横葺き
という2種類があります。
「立平葺き」は軒に対して垂直に葺く縦葺きの一種です。
立平葺きの特徴としては、屋根の頂点から軒に向かって1枚の長い板金でできているということがあり、そのためにつなぎ目が途中でできないために雨が降っても屋根材の下部分に雨水が浸入することを防止してくれるということがあります。
雨漏りを防ぐことができるというのが大きなメリットと言えます。
さらに金属屋根らしく、軽量で耐久性が高いため耐震性にも優れているという特徴があります。

▷立平葺きとはどんな屋根?特徴やメリット・デメリットを解説

まとめ

屋根材にはそれぞれに特徴があり、耐用年数も違っています。
近年は軽量で耐久性の高い金属屋根も人気となってきています。
どういった目的で使用するのか、ということを考えた上で、将来のリフォーム計画も踏まえて屋根材を選んでいくと効率的に屋根のリフォーム工事を行うことができるでしょう。

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